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受注と塗料・素材の在庫を連動管理
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塗装管理のIoTサービス

工業塗装をIoTで管理する、
現場ノウハウを詰め込んだシステム。

工業塗装は、季節変化の影響を最小にとどめながら塗膜を形成していくプロセスを管理するノウハウ事業です。久保井塗装では、50年以上培ってきた塗装管理のノウハウを独自開発したIoTシステムに投入し、被塗物の入荷と在庫管理、塗料の手配と残量管理、受注管理、作業者ごとの業務管理、製品ごとの作業標準・検査基準の管理、電子秤と連携した塗料調合管理、タブレット端末による製品仕様ごとの検査入力、検査結果のリアルタイム集計、完成品在庫の管理等の“見える化”を実現しました。このIoTシステム「KCW-CMS」は、ISO9001品質マネジメントシステムにも適合し、インターネットを介して塗装現場で日々起きていることを遠隔地で把握することができます。IT導入補助金の対象となるITツール認定を受けています(2024年登録更新済)。

受注と塗料・素材・製品の在庫を連動。

受注情報を入力すれば、在庫されている塗料・素材(被塗物)・完成品で受注数量に足りるのか、不足するのかが一覧で確認できます。この「見える化」機能によって、不足してるものが誰でもすぐに把握することができ、完成品在庫を差し引いた製造必要数も確認できるので、タイムリーな不足品を手配や、的確な生産計画を立てることができます。生産計画機能を使えば担当者への作業指示にも使えます。

​また、出荷票ラベルに印字されたQRコードを使って、出荷予定にある製品が出荷場に移動されていることを確認することができ、出荷もれを防止することができます。

電子秤と連携したミスのない塗料調合。

主剤・シンナー・硬化剤など、塗料ごとの調合比率を予め設定しておくことで、塗料ポットに投入した主剤に調合するシンナーや硬化剤の最適量が自動計算されます。入荷時に缶に貼っておいたQRコードから種類を判別し、システムにつながった電子天秤と連動して適正量になったことをモニタに表示しますので、塗料調合における3大ミスである、塗料間違い、調合比率間違い、投入もれを防止できます。季節ごとの調合も設定しておくことができます。

また、100個に対して何グラム必要なのかを製品ごとに設定しておくことで、生産予定数に対して必要となる塗料の量も自動計算し、必要量に対する塗料の在庫過不足も管理画面に表示します。

電子秤と連携したミスのない塗料調合
検査結果のリアルタイム集計

検査結果のリアルタイム集計。

製品ごとに予め設定した検査項目はタブレット端末に表示され、品質検査をしながら簡単に入力できます。また、入力された数値は、リアルタイムで不良率計算がされるので、不良率の推移を把握しながら検査員から塗装技術者へのフィードバックがタイムリーにできます。この機能を活用することで、当社工場では大幅な不良発生率の軽減を実現しました。​また、品質検査の上長承認の要否を製品ごとに設定することができます。

検査総数から不良数を差し引いた完成品総数を在庫として計上し、そこから出荷ラベルに印字した数量が次回生産への繰越在庫となりますが、棚卸機能で実在庫の正確性を保つことができます。また、出荷場で出荷ラベルのQRコードを読み込むことで、出荷もれや計画と実績のずれを予防することができます。

作業標準類を作成、端末で閲覧できる。

「KCW-CMS」は、塗料の調合や素材検査、品質検査などを記録・閲覧できるのはもちろん、生産業務の手順や基準を定めた作業標準類(作業標準書、工程品質管理書、検査基準書)を写真付きで作成することができます。作成した作業標準類はPDFで保存することもできますので、顧客提出用にも使えます。

また、サーバに格納されたこれらのデータは、タブレット端末やPCでいつでも参照できるので、作業中に製品の関連情報をすぐに確認できる利便性と、紙で配布すると問題になる最新版の一元管理という問題も解決できます。

このシステムは2015年版のISO9001品質マネジメントシステムにも適合しており、実際に当社では「KCW-CMS」を使ってISO9001を認証取得しています。

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現場で起きてることを遠隔地でも把握

現場で起きてることを遠隔地でも把握。

塗料の発注、塗料や被塗物の入荷、塗料の消費や在庫、検査結果など、現場で起きているさまざまなことを数字によって遠隔地でもリアルタイムで把握することができます。

ハンディ端末のアプリで、出荷場に移動された製品のQRコードを読み込む「出荷済み登録機能」を使えば、パソコンの出荷管理・出荷履歴画面に読み込み結果が表示されます。この機能により、運送便に引き渡せる準備が整った製品が把握できますので、経理部門による実数把握にも役立ちます。

電着塗装の自動ラインに対応。

スプレー塗装工場以外にも電着塗装工場の自動ラインにも対応しました。固定レーンカメラと光電スイッチでハンガーに個別割り振りされたQRコードを自動で読み取ります。レーンに投入されている製品を識別し、取り出し口などのレーン上の特定の場所にハンガーが到達するタイミングと種類が把握できるようになり、レーンサイドの作業効率がアップします。

 

QRコードによりハンガーを個別管理ができるため、ハンガーごとに剥離サイクルの管理ができ、設定使用回数に到達したハンガーを通知します。

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