
環境負荷軽減を重視し、新技術の開発にも取り組む工業塗装の専業企業。
1958年の創業(法人設立1965年)から今日まで、戦後復興期から高度成長期、バブルとその崩壊といった時代の変遷を見つめ、工業塗装を取り巻く環境も大量消費からエコロジー重視まで大きく変化する中を過ごしてきました。塗装という軸は守りながらも、変化に対応することが求められてきた50余年でしたが、受け身に対応していては存在意義を失うという危機感をもって、変化を模索してきた半世紀でもありました。先代社長の時代にも、工業製品の素材が金属からプラスチックへシフトするといった時代のニーズを見据えて社内体制を変革してきましたが、2代目である現社長になってからも、塗装に機能性を付与する新技術の開発、国連が提唱するSDGsや経済産業省が推進しているカーボンニュートラル・産業廃棄物ゼロを実現させるためにエコ塗装技術の普及に努めるなど、中小工業塗装事業者の「あるべき姿」をめざして活動しています。
ごあいさつ





2019年8月16日付けで久保井塗装株式会社は新たにスタートしました。
弊社は1958年、建築塗装メーカーとして先代社長が創業いたしました。その後、苦労の末に1965年に有限会社久保井塗装工業所として工業塗装の世界に踏み出しました。時はまさに高度成長期真っ只中でしたが、一方で「公害問題」が顕在化した頃でもあり、工業塗装業界もその中で環境との折り合いをつけるべき時期に差し掛かっていました。その頃から弊社では、同業他社に先駆けて環境問題に取り組み、環境負荷物質を極力出さない努力を積み重ねてまいりました。その努力が久保井塗装のDNAに刻み込まれて現在に至っています。
創業当初から持ち続けてきた環境対策の精神と活動は、今や弊社の内部だけにとどまらず、グローバルな展開とするために、業界や国境の垣根を超えた活動となっています。また、この取り組みを高く評価していただき、関東経済産業局主催の「VOC排出抑制セミナー」では毎年講師を務めさせていただいております。業界活動や講演を通じて、自社のノウハウも開示して広く業界と共有し、かけがえのない地球を守ろうと言う活動を行っています。この活動の指針として、国連が2030年までの達成を目指した目標である「SDGs」を生産活動及び環境保全の取り組みの中心に据え、塗装技術が持続可能な開発目標の達成に貢献できる重要な技術となれるよう、最大の努力を続けて行こうと考え行動して行きます。
また2009年より、国が認める高度基盤技術の中に「塗装技術」を追加していただく活動に業界の有識者と共に取り組み、3年間の努力の末に認定していただくことができました。この結果、2012年より、塗装業界のイノベーションに対し、経済産業省の「サポイン事業」をはじめとした国からの支援が届くことになりました。我々工業塗装に関わる者は、公式に認められたこのチャンスを存分に生かさなければならないと思います。そこで弊社では、『世界が必要とする今無い技術』を生みだす研究開発に取り組むという行動を開始しました。研究開発なんて大手のすることだという中小企業の悲哀と諦観を覆すきっかけとなれたらこんなに嬉しいことはありません。
さて、このようなルーツと歴史を持つ久保井塗装は、設立初期から、通信機器部品、光学機器、オーディオ機器、自動車部品への塗装を中心に事業を行ってきました。それぞれの業界の品質レベルや納期要求に対し、体制を整え、顧客満足度の向上をめざし努力を続けてまいりました。IS09001への取り組みも顧客満足達成への一つであり、2018年に「モノづくり補助金」を活用して作り上げたIoTシステムを活用した塗装管理システムは、お客様に安心と安全をお届け高度な仕組みであると自負しております。それらのことについてお客様より一定の評価をいただき、今日現在も事業を継続して来れたことに深く感謝いたします。また同じく2018年には、経済産業省の「はばたく中小企業・小規模事業者300社、商店街30選」に選ばれました。日本最大の激戦区である関東経済産業局管轄エリアの代表に選出されたことについて、関係各位から期待され、背中を押されていると考えれば、身が引き締まる思いです。
過去の仕組みにとらわれず、この業界の「あるべき姿」を求め、工業塗装が「日本のものづくりの強み」となり、国連SDGsやカーボンニュートラル・産業廃棄物ゼロを目指し持続可能な社会の実現に貢献できるよう、枠組みを超えて最大の努力をしてまいります。そして今日も、工業塗装の現場で取り組める最高効率をめざし、従業員一同、心をこめ力を合わせてお客様に喜んでいただける製品を作り続けています。
久保井塗装株式会社
代表取締役 窪井 要
会社概要
社 名: 久保井塗装株式会社
住 所: 〒350-1311 埼玉県狭山市中新田1083-3
連絡先: TEL.04-2958-5763 / FAX.04-2957-8097
資本金: 53,000,000円
代表者: 代表取締役 窪井 要
営業時間:月曜日~金曜日(8:00~17:15)
適格請求書発行事業者登録番号:T9030002033540
パートナーシップ構築宣言文はこちら
沿革 (アンダーラインの項目はトピック記事とリンクしています)
1958年 クボイ塗装店創業(建築塗装)
1965年 有限会社久保井塗装工業所設立金属吹付及び焼付塗装工場を設立(東京都大田区)
1968年 埼玉県川口工場開設
1978年 埼玉県狭山市(現在地)に新工場設立(移転)
1983年 本田技研工業(株) 狭山工場 車体品質課様により試作塗装工場の指定を受ける
1987年 自動車部品量産塗装開始
2004年 窪井要現社長就任
2005年 ISO9001品質マネジメントシステム認証取得
2010年 VOC削減に関する埼玉県「経営革新計画」承認取得
2012年 経済産業省「サポート・インダストリー」採択(放熱塗装)
2012年 TAMA環境ものづくり大賞 受賞
2013年 埼玉県環境保全連絡協議会「環境保全功労者及び環境保全優良事業所」表彰
2015年 経済産業省「サポート・インダストリー」採択(抗菌加工塗装)
2016年 共同開発した「放熱塗装技術」が日本で特許認定
2018年 経済産業省「はばたく中小企業・小規模事業者300社、商店街30選」授賞
2019年 新工場用地を取得
2019年 株式会社に商号変更、資本金を5,300万円に増資
2019年 IoTシステム「KCW-CMS」の外部向け提供開始
2020年 KCW-CMSが経済産業省監督の「IT導入補助金2020」のITツールに認定
2020年 関東経済産業局より令和2年度 事業継続力強化計画を認定
2020年 共同開発した「抗菌塗装技術」が日本で特許認定
2021年 埼玉県知事より「彩の国経営革新モデル企業」に指定
2021年 KCW-CMSが経済産業省監督の「IT導入補助金2021」のITツールに認定
2021年 KCW-CMSが電着塗装工場の自動ラインにも対応
2021年 測色システム「VECSS-KCW」を開発
2022年 埼玉産業人クラブより「西海記念賞」受賞
2022年 経済産業省「Go Tech事業」採択(超高塗着塗装技術)
2023年 関東経済産業局より令和5年度 事業継続力強化計画を認定
2024年 埼玉県より地域経済牽引企業に認定
2024年 KCW-CMSが経済産業省監督の「IT導入補助金2024」のITツールに認定
2024年 共同開発した「抗菌塗装技術」が米国で特許認定
交通アクセス
最寄駅: 西武新宿線「南大塚駅」(南口ロータリーからタクシーで10分)
バス: JR埼京線・東武東上線・地下鉄有楽町線・地下鉄副都心線「川越駅」西口の西武バス5番乗り場
・本54 川越営業所行(今福中台経由)バス「向ノ原」下車・徒歩3分
・本53 今福中台行バス「今福中台停留所」下車・徒歩15分
お車の場合:関越自動車道を「川越インター」で降り、八王子方面へ向かって国道16号線を進み、最初の「南大塚」信号で左折していただくと後は道なりに進めば弊社前に到着致します。

創業地(東京都大田区)
ISO9001:2015認 証取得工場

弊社は、工業界で信頼の高い認定機関ビューロベリタス社の審査を受けたISO9001:2015の認証取得工場です。
認証番号:JP024278
●品質方針
1)顧客第一主義を貫く
2)高い製品品質とサービスを提供
3)顧客満足度の向上を図る
4)継続的改善
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